大修理 スクエアーピアノ3 - 2011.03.11 Fri
ピアノの命でもある、響板の修理になります。
響板はピアノでは9mm前後の厚みがありますが、幅10cm位の板を貼りあわせたものでできています。
その継ぎ目で割れが生じてきます。
乾燥と、湿気の繰り返し。
日本ではまだ、過乾燥は欧米より少ないですが、現在の住宅環境で、かなり過乾燥も増えてきています。
昔のすきま風が吹く、なんてことはあまりなくなってきました。
アメリカなどではどんな一流のピアノでも響板が割れてしまうので、響板ごとごっそり交換してしまうという修理が多いのですが、オリジナルの響きというのがどうなってしまうのでしょうか。
このスクエアーピアノは響板自体、現在のピアノと比べて小さいので、割れもさほど大きくはありませんでした。
それより、駒の痛みのほうが大きいです。
巻線も現代のピアノよりかなり太く、テンションが高くなっているせいかもしれません。

響板割れの修理が終わり、ベースの駒も仕上がりました。

駒ピンが埋め込まれる上部25mm程を新しいものに変え、駒ピンを新たに埋め込みます。

響板ニスを塗ったところですが、割れた部分の補修の木は新しいため、白いです。
他の大丈夫な部分は80年という年月が経っている木です。
色合いがなんとも言えず、これでまだ出ない音色を想像しています。
さて、次はピン板を新しく交換します。
響板はピアノでは9mm前後の厚みがありますが、幅10cm位の板を貼りあわせたものでできています。
その継ぎ目で割れが生じてきます。
乾燥と、湿気の繰り返し。
日本ではまだ、過乾燥は欧米より少ないですが、現在の住宅環境で、かなり過乾燥も増えてきています。
昔のすきま風が吹く、なんてことはあまりなくなってきました。
アメリカなどではどんな一流のピアノでも響板が割れてしまうので、響板ごとごっそり交換してしまうという修理が多いのですが、オリジナルの響きというのがどうなってしまうのでしょうか。
このスクエアーピアノは響板自体、現在のピアノと比べて小さいので、割れもさほど大きくはありませんでした。
それより、駒の痛みのほうが大きいです。
巻線も現代のピアノよりかなり太く、テンションが高くなっているせいかもしれません。

響板割れの修理が終わり、ベースの駒も仕上がりました。

駒ピンが埋め込まれる上部25mm程を新しいものに変え、駒ピンを新たに埋め込みます。

響板ニスを塗ったところですが、割れた部分の補修の木は新しいため、白いです。
他の大丈夫な部分は80年という年月が経っている木です。
色合いがなんとも言えず、これでまだ出ない音色を想像しています。
さて、次はピン板を新しく交換します。
● COMMENT ●
荒木さん、こんにちは♪
あの…響板が?こんなつややかに??!!
また、じかにお目にかかる機会がありそうなので、
そのときまでに、さらにどう変わるのか?!かなり楽しみです!
また、じかにお目にかかる機会がありそうなので、
そのときまでに、さらにどう変わるのか?!かなり楽しみです!
Re: 荒木さん、こんにちは♪
みかんぴあのさま
何というご縁でしょうか。
びっくりしてしまいます。
今度はみかんぴあのさんが是非、うたまくらピアノ工房へ来てください!
何というご縁でしょうか。
びっくりしてしまいます。
今度はみかんぴあのさんが是非、うたまくらピアノ工房へ来てください!
Re: タイトルなし
sewingmamaさま
今度来ていただけるときにスクエアーピアノが、仕上がっているかは微妙です。
注文している部品がまだ来ない状況なので、焦っています。
今より進んでいるところを見ていただけると思います。
お楽しみに!
今度来ていただけるときにスクエアーピアノが、仕上がっているかは微妙です。
注文している部品がまだ来ない状況なので、焦っています。
今より進んでいるところを見ていただけると思います。
お楽しみに!
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それで、荒木さんにお世話になってる上路君のお母様が昨日からうちにレッスンに来てくださっています。初レッスンがかなりしんどかったようで「荒木さんに言いつけてやるから♪」と言って帰られたので、先にいいにきました(笑)