topimage

セミナー グランドピアノの調整のカラクリ第2弾 - 2011.06.01 Wed

今年1月に行ったセミナーですが、その時に予定が合わず、ご参加できなかったK様が中心となって、是非もう一度!ということで、お仲間、お知り合いに声をかけて下さって今日行わせていただくことになりました。
うたまくらピアノ工房に初めて来られる方も多く、私の方は大変緊張していました。
P5310008.jpg

セミナーを通して思ったことは、皆さんが大変熱心だということです。
ご自身のピアノがどうなっているかを把握していただくセミナーでもあるので、今まで色々と疑問に思っていたことなども、盛んに質問してくださいました。
調律師さんに聞いてもわからない、こういう作業をされていたけどそれは良いのでしょうか、など。
私の口からは大変答えにくい部分も、ガンガン来ました。




まず、皆さんに渡した資料(ピアノの名称表、ピアノ診断書、変化劣化の個所表など)と、次のテストです。

1mm  10mm  25mm  50mmをそれぞれ紙に書いて頂きました。

なかなか自分の感覚の寸法はいい加減なものです。
実は上記のざっくりした寸法は、調律師が、体で覚えこんでいる寸法でもあるのです。
1mm 接近(レットオフ)弦に最大近づく距離。

10mm 鍵盤の深さ これも人それぞれの間隔がありいい加減なものです。

25mm ハンマーの動きの約半分。つまりダンパー始動開始距離。

50mm ハンマーの打弦距離。


これらも書いていただきました。
良いピアノを言葉で表すと?
・自分の出したい音が出せるピアノ。
・心に響く音色が出るピアノ。
・演奏者のタッチが伝わるピアノ。

いいですね。
理想的なピアノですね。


悪いピアノを言葉で表すと?
これは出てくる出てくる。ホワイトボードがいっぱいになりました。
・キンキンする
・バランスが悪い
・ムラがある
・弾きにくい
・タラタラしたタッチ
・戻りが悪い


キリがありませんでした。
ということはどれだけ悪いピアノを皆さんが弾いてこられたか。
別の言い方をすると、調律師の怠慢でそのような状態になっているピアノが多いか。

ご自身のピアノの状態を言葉で表すと?
これはあえて発表していただかないようにしました。


これらを解消するにはどこをどう触るのか。
消耗部分、劣化部分がどこなのかも見ていただきました。
P5310022.jpg


P5310029.jpg


ピアノ診断書を配り、ピアノをチェックできるようになって、調律師さんとしっかりとコミュニケーションをとっていただき、思うようなピアノに変わっていくまで、納得するまで作り上げていってください。
新品時が一番良いということではないので。

P5310031.jpg
最後は和気あいあいといろんなお話しや演奏で熱気溢れていました。
皆さま盛り上げていただき、ありがとうございました。

次回も視点を変えてお伝えできることをセミナーで計画いたします。
お楽しみに。

7/23~8/14 次回ピアノ工房月間です。

● COMMENT ●

楽しいセミナー(*^_^*)でした。

昨日はとても分かりやすくて、楽しいセミナーで大大満足で帰ってきました。
ありがとうございました。

テストしますに、ドッキ!!(*^_^*)
1mm以外は全滅でした(笑) 思ったより、10mmって長いんですね。

レジメも分かりやすかったです。

ペダルのお話も、もっと聞きたかったです。
レジメに書いてあった「鍵盤の下がる重さ」も…

次はどんな勉強が出来るかワクワク、ドキドキです。
楽しみにしています。

M.Tです

昨日は、楽しく勉強になるセミナーをありがとうございました。
答えにくいことをガンガンお聞きしました 笑
おかげで、モヤモヤしてたことが、すっきり。
帰ってから、鍵盤をチェックすると、低音から高音まで広範囲にゆらゆらしますが・・・
基準がわからないので、また調べたいと思います。

ピアノをまた違う視点、角度から見て、
ピアノが面白い!好き!と思える部分が増えて嬉しいです。
ありがとうございました。

Re: 楽しいセミナー(*^_^*)でした。

kemekoさま

いろいろとありがとうございました。
実はこの日は用意していたことの3分の1も言えなかったのです。
でも来ていただいた方で、内容を濃くしていただいたので大変助かりました。
私も楽しくさせていただきました。

次回も是非無い頭を絞り出して行いたいと思いますので、どうぞご参加ください!

Re: M.Tです

piyoさま

どうもありがとうございました。
答えにくいのは大変刺激的で、面白いです。
表では言えないこともあるので、その時は裏でお伝えします。

基準がわからないとのこと、一番伝えたかったところをストレートに感じていただいていると思います。
そうなんです、基準がみなさんご自宅のピアノなので、良い状態の基準をご存じないのです。
これからはそういう意識を持っていただいたら、良い状態のピアノの基準が見えてくると思います。

それでは次回も是非お待ちしています。

試弾

どんな調律師さんだろう?どんなお話だろう?…と
ドキドキワクワクしながら参加しました。

kemekoさんの前に座らせていただきました。
お話もわかりやすく、時間のたつのが早かったです。

最後にいろんなピアノを弾くことができて大満足の私です。

実はベヒシュタインは初めて触らせてもらいました。
左右のバランスなど、弾き始めはドキッとしました。

倍音やペダルのお話も是非聞きたいです。
次回楽しみにしてます。
ありがとうございました。

Re: 試弾

ローザさま

ご参加ありがとうございました。
私の方も、どんな方々が来られるのだろうと、緊張していました。
この日は朝4時に目が覚めたくらいです。

内容はともかく、よりピアノに近づいていただけたら大成功だと思っています。
また、素晴らしい演奏もありがとうございました。
もっと聴きたかったです。

またのご参加お待ちしています。

次回セミナーは?

次回ピアノ工房月間でも、同じテーマのセミナをやるのですか?
倍音も、カラクリも、とっても行きたかったテーマでした。
# プログラムを早めに教えてもらえると助かるのですが。。。

先日、茶論や工房にあるピアノを触らせて頂いて、
鍵盤が下がりきる10mmの間に、いろーんなことができるのが、
良い意味で普通のピアノなんだ!と思いました。
そりゃそうですよね。電気スイッチじゃないんですから。

Re: 次回セミナーは?

うさま
定番のセミナーはこれからも定期的にやって行くつもりです。
どこかのタイミングでいらしてください。

また、近々夏のセミナーの内容を発表しますので、今しばらくお待ち下さい。
お楽しみに!


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://arakipiano.blog43.fc2.com/tb.php/461-b49eccb4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

凄いピアニスト現る! «  | BLOG TOP |  » ヤマハG7 50年もの6

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

FC2カウンター

プロフィール

arakipiano

Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

表示中の記事

by AlphaWolfy

カテゴリ

プルダウンリスト

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

最近のトラックバック

リンク