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グロトリアンのペダル - 2011.06.12 Sun

I様のお宅に伺い、そこのピアノのグロトリアン-シュタインヴェッヒのペダルのチェックです。
今回、I様からのご要望で、ペダルを分解してのチェックとなったわけですが、わざわざペダル箱を開けてまで、行うということは珍しいです。
それは普段から車、バイクなどのメンテナンスもしっかりと考えられて、実行されているからだと思います。

グロトリアンのペダルは良く考えられています。
右のペダル、つまりダンパーペダルを一番使うため、そこに重心がかかってきます。
そこを中心にすることによって、右側に傾く重心を真ん中にしています。


P6120020.jpg

そして、中身は





ペダルを外して、
P6120022.jpg
底板を取ります。

P6120021.jpg
ささっているペダルを抜いてみると、ペダルの軸受は円柱の木に白い樹脂が埋めこまれて出来ていました。
昔はその樹脂の部分が布製(ブッシングクロス)で出来ていました。
この部分は磨耗していきますが、それを交換していけばよいものです。

ちなみにヤマハはこの木の円柱までも樹脂になっていて、ある年数を過ぎると穴が広がっていきます。
そして、ガタガタと横ブレになります。


P6120023.jpg
しかし、このグロトリアンの樹脂も割れていました。
次回にこの樹脂をブッシングクロスに交換です。
昔に戻します。

P6120025.jpg
一応3本ペダルにも対応できるペダル箱のようです。

P6120026.jpg

チェック後取り付けて戻します。
昔に戻す修理も楽しみです。

● COMMENT ●

ヤマハのペダルの話題に関連して

先日、C5の自動演奏付きピアノをご購入されて5カ月のお客様の調律時に、右ペダルから雑音があり調べてみたところ、ペダル突っかいの黒い金属棒と木製の持筬が接触していました。やむなく金属棒をわずかにずらしましたが、製造の粗さにびっくりしました。また、響板の下に取り付けられた電子部品の共鳴もひどく、止めるのに2時間かかりました。柱と部品ボックスの間に共鳴止めのシールを貼る、ボックス内部の部品を1つずつ叩き、ネジを締め、部品間にもシールを貼る、等の作業をしました。その間メーカーに電話してもたらい回しで正直頭にきました。皆様お気を付け下さい

Re: ヤマハのペダルの話題に関連して

Yさま
私はもう経験済みで、しかもお勧めして、機械を全てとってしまいました。
お客様は「あ~すっきり。」
とのことで、雑音共鳴に悩み続けられているところから解放されました。
ある方は中古のGに買い換えられたくらいです。

こういうことをやっていると、私の仕事が増えるので、いいのですが。笑

どのメーカーも、ペダルの材質ではどんぐりの背比べでしょうか。


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32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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