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セミナー グランドとアップライトの違い+デジピ - 2011.11.02 Wed

工房月間が始まりました。
煌めきピアノコンサートの後、今回最初のセミナーは「グランドピアノとアップライトピアノの違い」です。
リクエストもあってデジタルピアノ、キーボードとの違いも取り上げました。

昔と違い、今の子供さんはアコースティックピアノを知らない、もしくはデジタルピアノをピアノと呼んでいる、という状況にあります。

その中で、何がどう違うかを的確に教えることができるかが今回のポイントでした。

そして、歴史を知らなければ、今を語れません、ということで歴史の話から始めました。

ポイントをまとめると、、、



PB010015.jpg





1. 歴史の話:なぜグランドが先か。無理やりアクションを立たせたアップライトの欠点。

2. アップライトの外装をどんどん外して音を聞いてもらう。
あららグランドの響き?

3. 外装の質で響きの違いをオルゴールを当てて聞いてもらいました。

4. グランドピアノ、アップライトピアノ、デジタルピアノ、キーボードの違いの早見表の説明
なるほど、これで一目瞭然。

5. 連打の話。

6. アクションモデルで使われているスプリングが有り無し(強い弱い)の鍵盤の重さの差を感じてもらいました。

PB010010.jpg

PB010006.jpg

最後に:
響きを重要視:響板が命のピアノ、その響板が良いものを選べばアップライトでも十分。

テクニックを重要視:タッチのグランドピアノ。

防音を重要視:防音室を作ってのピアノ、もしくはデジタルピアノ、もしくはサイレントピアノ



決して、グランドピアノが最終ではありませんし、アップライトが劣っていることもありません。
鳴らないグランドピアノより、響きの良いアップライトも選択肢として重要だと思います。

何を基準に物を考えるかでピアノの種類が変わってきます。
ただ、電気のものは絶対にアコースティックにはかなわないと思っています。

子供さんからの質問、今まで疑問に思って聞けなかったところ、あやふやで自身がなかったところなどが、今回のセミナーを通して、「なるほど」に変わったのは嬉しかったです。

● COMMENT ●

なるほど!

とても充実した正攻法のセミナーのご様子で!是非、参加したかったなーと。また、次回に。。。

ところで、うたまくらさんには、べヒシュタインの立派のグランドがあるのに、茶論のアップライト(なんて軽く呼んでよいのか分かりませんが)の音にこだわって収録にも使われているのを何故?と思っていました。でも、実際に音を聴いてみて、「なるほど」に変わりました。ここに理屈は要りませんでした。

「何を基準に物を考えるか」、これは重要なことですね!

Re: なるほど!

うさま
このセミナーも定番にできそうなので、行なっていきたいと思います。
セミナーをするのに、自身も勉強することが、より重要になってきています。あらためて見直す、忘れていたことを思い出す、だんだん楽しくなってきています。
また是非、合わせてお越しください。

「自身も勉強すること」、確かにそうですよね。
セミナーの講師は、水野さんにも、是非、頑張って頂きたいです!

Re: タイトルなし

うさま
経験を積むと、勉強することを歳と共にしなくなっている自分に気づきます。
こういうセミナーは本当に良い機会です。

縦糸と横糸

教科書的な“いろは”の学習を縦糸とすれば、経験による“てにをは”の学習は横糸ですね。
縦糸と横糸がバランスよく強化されて、最強の布地になる!って最近思えるようになりました。

Re: 縦糸と横糸

うさま
素晴らしい例えです。そのとおりだと思います。
向こうが見えないほど、頑丈に厚く作っていきたいですね。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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