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STEINWAY NY ニューヨークスタインウェイのお届け - 2012.10.05 Fri

音楽祭でご縁があって、お住まいのあるスイスに送るピアノの手配を行うことになりました。
単純に海を超えていくのですから、梱包も含めしっかりと見ていかなければいけません。
そして、40年経ったピアノをもう40年弾いて頂くための修理と調整も行います。

PA020017.jpg

(ニューヨークSTEINWAYの写真)

ニューヨーク・スタインウェイの特徴はいろいろありますが、ドイツのハンブルグ製との違いもいろいろとあります。




PA020013.jpg
このスタインウェイのモデルはL型。
ハンブルクには無いモデルです。


PA020009.jpg
黒でもつや消しが多く、しかも横方向の筋が入ったつや消しです。
ペダルも手前に真鍮のプレートが取り付けられています。
この時代のハンブルクには、無かったことでした。
PA020010.jpg
譜面台のデザインが違います。
そしてピアノのサイドの鍵盤近くのデザインも角張っています。

PA020020.jpg
鍵盤蓋も角張っています。

PA020019.jpg
ペダルのデザインもカーブが大きく違います。

PA020018.jpg
天屋根の突き上げ棒もちょっとおしゃれです。



そして、ニューヨーク製の最大の汚点でもありました、樹脂の部品。
通常はクロスを使うのですが、クロスを使った時の無駄と時間のロスを考え、樹脂にしました。
結果、うまくいかなかったのですが、それを20年も続けたのは罪です。

今回この修理も一つです。
PA020015.jpg
白く丸くなっている中に金属の棒(センターピン)があり、そこがガタや、硬くなっていたりします。

PA020021.jpg
鍵盤のバランスクロスの消耗も修理対象です。

いろいろと修理がクロスしていますが、いろんなピアノを触ることができて、大変おもしろいですね。
しっかりとスイスに送る準備をしていきます。

● COMMENT ●

うわあ、うわあ。どんなコなんですか? 弾いてみたいっ←こればっかり。

Re: タイトルなし

中島様
さすがスタインウェイです。樹脂を使っていても、肝心の響板は最高級品です。
出てくる音も素晴らしいの一言です。
タッチの細かさはアメリカらしさでもある雑な感じです。笑
機会があれば是非!

これがうわさの・・・

これが悪名高い樹脂のフレンジブッシングですか。(写真ですが)初めて見ました。
その結果出てくる雑音は、どんな感じの音なのですか?
でも、この個所をすべてクロスに交換する修理って、かなり大変で細かい作業の様な感じがしますね。
しかし、ここが樹脂かクロスかでは、かなりの質感の差がある様に感じます。

Re: これがうわさの・・・

べっちさま
そうなんです。これがあの樹脂製ブッシングです。
今回はクロスには交換しません。
なぜならとてつもない時間と労力と金額がかかるため、現状維持で、より良く動くようにするだけの作業です。
つまり、通常のガタ、スティックのチェックと修理になります。
お手伝いお待ちしています!


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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