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ベヒシュタイン8 1908年製 オーバーホール.4 - 2013.05.24 Fri

さて、肝心のハンマー付けです。
このベヒシュタインのハンマーは弦の張られている角度にかなり正確に傾けて接着されています。
そのため、低音のハンマーは動く時に両隣のハンマーに擦れてしまいます。
それを避けるために、ハンマーのフェルトのサイドの一部分を斜めに削ぎます。

現在市販されているハンマーとのサイズの違いもかなり有り、オリジナルのサイズに短くしたり、簡単にポンと取り付けられないのが、大変でもあり、面白くもあり。

P5070051.jpg
ネジで角度調整ができる手作り工具です。




P5130047.jpg
ニカワでハンマーを取り付けます。

P5140049.jpg
全部のハンマー付が終わりました。
この後、一度簡単な整音作業を施します。
ハンマーの硬さを爪で確認し、針を入れます。
表面の一皮を剥くようにフェルトを削ります。

2013-05-211.jpg
アクションのすべての修理が終わり、本体に付けて初めて音を鳴らした時が一番の楽しみです。
ここから調整でまだどんどん鳴って変わっていきます。

P5150053.jpg
外装も鍵盤蓋に取り掛かってもらっています。

2013-05-212.jpg
「皇帝献上用ピアノ」の部分が収まると引きしまします。
完成までもう間近。
工房の引越しももう間近。


どうぞ音色を聴きにいらして下さい。
時代を語るピアノの響き

● COMMENT ●

切れ味!

もの凄く切れる刃物ですね。フグ刺しみたいなフェルトのスライス!

音色を聴くなら

調整で変わっていく様子も聴きたいですぅ~。

Re: 切れ味!

うさま
これは切りながら何回も刃物を研いでいました。切れないとフェルトがガタガタになってしまいます。
調律学校の最初の授業が刃物研ぎでした。

Re: 音色を聴くなら

中島様
これは修理を一緒にやらないと体感出来ませんね。笑
お待ちしています!


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32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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