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45年経ったピアノの消耗部分 - 2013.06.20 Thu

関東の調律が終わりました。
今回、お客様のピアノで45年経ったピアノの修理がありました。
YAMAHA C3

2日間みっちり、部品交換、整音、整調、調律。

45年経つと消耗してくる部品が多々あります。
また置かれている環境(湿度が高いなど)で左右される部分もあります。

M様はピアノ教室をされていて、この状態のまま教えるのに限界を感じられていました。
前回初めての調律をさせて頂いた時に、ピアノをじっくり見せていただき、消耗部分を取り替えればもう一度よみがえることをお伝えし、今回の2日間の現地修理となりました。

・ハンマーローラー交換
・レギュレイティングボタン・クロス交換
・フェルト、クロスに接触部分の木部のザラつき(フェルト汚れ)取り
・整調
・整音(ハンマーのファイリング)

P6130001.jpg




P6130003_20130616231450.jpg
レギュレイティングボタンの白いクロスに穴が空いています。
穴の原因は

P6130005.jpg
このジャックの先端部分が埃などが付着しヤスリ状になっています。
これで、より削ってしまいます。

P6130004.jpg
新しいクロスに貼り替えです。
ジャックの先端部分のザラつきもきれいに取り除きます。

P6130002_20130616231701.jpg
ポジションが悪く、左右ズレて長年使われてきています。

P6130015.jpg
消耗したハンマーローラー
削り取られて丸い状態でないといけないのが角張っています。

P6130016.jpg
ローラーを抜き取ります。

P6130021.jpg
新しいレンナーのハンマーローラー

P6130020_20130616231550.jpg
ニカワで接着

P6130022.jpg
完成です。

P6140030.jpg
ハンマーも弦溝が付いたり、変色したり、これらをきれいに一皮剥きます。

P6140031.jpg
整音を施し、交換部品で調整が変化したところを見直し、調律をして完成です。

弾き心地、指の感触が以前と全く違います。
以前のゴツゴツしてコントロールしにくいタッチから、繊細なコントロールが出来る鍵盤になりました。

これでこれから先10〜20年は大丈夫だと思います。
その時にはピアノは55〜65年ということで、あらためて全体のオーバーホールを考える形になると思います。
レッスンでの子どもたちの反応が楽しみです。

● COMMENT ●

大道具

あ、いつも見慣れた作業台(板)が!
車には、かなり大荷物を積み込まれて出発されたのですね。

ありがとうございます

2日間本当にありがとうございました。
「弾きやすい~」生徒さん言ってます。
白いクロスも見せてあげたら、穴の開いたクロスを選って探してたのは、男の子です^^
修理の、写真教室に貼ってって、ピアノへの興味持って、丁寧に音を聴いて弾けるようになってほしいなと思ってます。

Re: 大道具

うさま
工房が引越しした感じで持って行きました。全部が無いと落ち着かないのです。
うまく作業ができました。これからこの作業台があちこち行くことになるかも。

Re: ありがとうございます

Mさま
本当に良い仕事をさせていただき、ありがとうございました。喜んでいただけて良かったです。生徒さんの反応も嬉しいですね。今の状態を維持して行きましょう!次回もよろしくお願いいたします。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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