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セミナー オーバーホール入門編 - 2013.07.03 Wed

セミナー「オーバーホール入門編」が終わりました。
今回も遠くからお越しいただき、ありがとうございました。

どんどん中古グランドピアノが注目されています。
そして大事なのは質が問われているということです。

今回このセミナーを行うために用意できたピアノが、ヤマハの中で小さなグランドピアノG1です。
部品の質を突き詰めると出てくる音色タッチ、ピアノ作りに手を抜かない技術でオーバーホールを施したピアノです。
大きければ良いというものではないという証明にもなったと思います。
P7010033.jpg




今回の内容は
ピアノのオーバーホール
ピアノのオーバーホールとはどのようなことをするかをお話し、国産グランドピアノに関して今の部品からランクアップした部品を取り付けてのオーバーホールができ、その際音作り、タッチを土台から作り直せる。新品よりバージョンアップするお話をしました。
P7010023.jpg


ピアノ部品で消耗、経年変化の部分
10年、20年、30年~と各年数ごとに部品の消耗、経年変化がどのようになっていくかを実物を見て頂きました。

オーバーホールの取り組み
一般的にオーバーホールはどのような認識か、どのような作業を行うかをお話しました。
P7010016.jpg


レベルアップ修理
品質を上げるための修理内容を実際の部品を見ていただき説明しました。

センスアップ修理
見た目にもこだわった修理ができます。
黒を色物にできたり、装飾付きの譜面台に変更したりと、具体的な例を上げました。
P7010011.jpg


オーバーホール前の修理例
5年~30年それぞれの年数でどんな修理が必要になってくるかの、具体的な修理例をお話しました。

オーバーホールにかかる費用の内訳
実際にかかる費用を細かく説明しました。

オーバーホール後の調整
弦、ハンマーが新しいため調律の狂い、音色の狂いが見られ、それに対してどういうサイクルで調整を行うかのお話でした。

今お持ちのピアノに対しての経費の心構え、考え方などお分かりいただけたかと思います。
そして、なにより惜しみなく手を加えたピアノの質を感じていたけたことになりました。
次回のセミナーも是非お楽しみ下さい。

● COMMENT ●

充実さいっぱい!

楽しいセミナーをありがとうございました。
途中、配布資料と時計を見くらべながら、てんこ盛りの内容を、このペースでやって1時間半で終わるの???と心配になりました。まだまだ説明し足らない感じでしたね。残りは、また別のセミナーでお話を聞かせてください。

Re: 充実さいっぱい!

うさま
なにより、時計の位置が悪かったです。いえいえ、自分のテンションが上がってしまい時間の確認ができませんでした。
初日の反省のもと2日目はうまくいきました。笑
またのお越しをお待ちしています!

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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