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録音 - 2014.01.22 Wed

CD作成のための音源作りを行なっています。
古事記を題材に歌枕が作曲し、演奏し、それに乗せて歌っていきます。
音源とする楽器は65年経ったクラヴィコード、80年経ったフォルテピアノ、そして30年経ったピアノ、タローネ。


それぞれの楽器は鍵盤楽器ですが、種類が違います。
弾いている時の鍵盤の揺れそのものが音として表現されるクラヴィコード、アーノルド・ドルメッチ。
現代のピアノが出来る前の弦2本、垂直弦の初期型フォルテピアノ、ノイペルト。
今は亡きタローネが晩年に作ったピアノ、タローネ180。




音量、音色、響き方全てが違うのですが、それぞれの特徴を最大限に拾うためのマイクが、響板に貼り付けられています。
つまり、響板の振動そのものを直に拾うマイクです。
普段聴こえていない振動までも拾って、再現してくれます。


先日の録音日にはこれら3台+シンセサイザーの録音が行われました。
冬場のこの時期寒い、暖房をかけると暑い、となかなか落ち着かない非常に難しい時期です。
2日ほど前から一定の温度で保ち、その気温に楽器を慣らし、録音前に調律を行います。
録音の途中でも音がずれてくると合わせ直します。

これらを続けていきます。

録音時の集中力、持続力、その後の編集と音源完成までに何十時間もかかる作業が続きます。

また次の録音風景をお伝えできるようお楽しみに。

● COMMENT ●

完成が楽しみですね!
出来たらぜひ購入させてください。

それと、生音も聞きたいです。

Re: タイトルなし

加藤さま
完成は5月でしょうか、出来上がったらお知らせいたします。
またこれらの古楽器の演奏は3ヶ月毎にコンサートを開いている中で演奏されます。
機会があれば是非みなさんでお越しください。
生音が一番基本ですから。


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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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