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ジョン・ブロードウッドの修理中 - 2014.02.28 Fri

来月の「時代を語るピアノの響き」のコンサートに間に合うように急ピッチでジョン・ブロードウッドの修理を行なっています。
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1773年創業というヨーロッパの中でかなり古い歴史を持ち、ベートーヴェンの時代からあるメーカーとして知られていますが、その1956年製アップライトピアノを修理しています。
修理前の状態は腱板が上がらなかったり、板が割れていたりして、大変な状態でした。
大きな木工修理はいつもの磐田市のシュベスターピアノを製造しているエスピー楽器さんにお願いして、中身の修理を現在行なっています。

この土曜日に本体が完成して届き、合体させて最終調整を経て、コンサートになっていきます。




P2260010.jpg
長年埃がかぶっていたのでしょう、すすけて汚れています。
それをひとつひとつ丁寧にきれいにしていきます。
古いピノの修理はある意味きれいにする掃除から始まります。
きっとピアノは気持ちよくなって良い音色を奏でてくれると思います。

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鍵盤の木部もシミになっているのをきれいにします。
左側:作業前
右側:掃除後

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このピノは小さいサイズのものですが、鍵盤はしっかりと象牙を使用しています。
鍵盤の製造年とIVORYと赤字で刻印されています。

PC080021.jpg
鉄骨には
By Appointment To H.M.Queen Elizabeth Ⅱ PIANOFORTE MANUFACTURERS
とエリザベスⅡ世任用と書かれて紋章が入っています。

イギリスのピアノというのはピアノの歴史の中で初期の頃に登場してきますが、現在ではほとんど見ることがありません。
音色も含め出来上がるのが大変楽しみです。
全貌の写真は出来上がったらお見せしたいと思います。

音色は是非コンサートに来て確かめて下さい。

● COMMENT ●

しみの除去

木部のしみがきれいさっぱり除去されていますが、何を使うと効果的なのですか?

Re: しみの除去

うさま
白木の状態でのシミは染みこんでいるので、削り取るしかできません。深ければそれだけ削るということになるので、どこまで、削るか見せるかは要相談です。塗料の上のシミ汚れはマジックリンです!


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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