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限界の見極め - 2014.04.09 Wed

20代前半、25年ほど前にドイツのグロトリアンピアノの工場にいた時、急に片目が霞んで見えにくくなりました。ドイツでは野菜を食べるのが少なく、ビタミンが少ないから霞んだのかと思い、毎日ニンジンを生で食べていました。

もちろんこんな浅はかな考えで治るわけもなく、眼医者に行っても言葉がわからないので心細いなぁ、という環境でした。
運良く、当時師匠である日本人ピアノマイスターの知り合いに、ドイツに研修医として来られていた日本人眼科医の方を紹介して見ていただき、自分の眼の症状を知りました。
治る病気ではないことを知り、そこからその病気とお付き合いが始まって25年。

ピアノの作業は細かい調整が多いのですが、最後は鍵盤の感触と音で勝負です。




50歳になる年、身体の衰えを感じるようになってきてどうやって長く仕事ができるかということも考えるようになりました。

付き合っていた眼の病気の他に違う症状も出てきたので思い切り手術で少しでも以前の状態を維持できるよう決心しました。
経験でカバーできる範囲は決まっています。



無事手術は終わり世界が明るくハッキリしました。
これでまだ30年は頑張れそうです。
他に支障が出なければ!

● COMMENT ●

無事に!

手術されると劇的に変わると聞いています。より一層、細かな仕事に集中出来るようになりましたね。

Re: 無事に!

うさま 視点が合うまで時間がかかるとのこと、今は3Dを見ているようです。でも鮮やかです。

こんにちは。掛川の足立です。 
無事に手術が済んだという最後のくだりを読んで、ほっと一安心しました。
よかったです!
お大事になさってくださいね。またお会いできるのを、ピアノ共々楽しみにしています。

Re: タイトルなし

足立さん
ご無沙汰しています。コメントありがとうございます。
なんとか新しい眼に慣れてやっていきます。
また次回の調律、よろしくお願い致します。


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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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