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サイレント取り外し - 2014.07.10 Thu

最近、サイレントピアノの機械(消音システム)を取り外し、生のピアノに戻す作業のご依頼をいくつかいただいています。

サイレントピアノというのは、実際に弦を叩かずに鍵盤の下のセンサーによって電気的な音がヘッドホンから聞こえると言うシステムです。

鍵盤の下のセンサーや弦の手前にあるバーを叩く構造になっています。
するとカタカタと叩く音、カチャカチャと機械が動く音がピアノの中から聞こえてくるのです。

弾いている本人は、ヘッドホンから音が聞こえてくるのでこの手の打撃音はあまり気になりません。
周りの家族の方々の方が気になると言う形になります。





また弾いている本人も長時間のヘッドホンからの音というのは大変疲れるものです。

そして最大の不具合は、生のピアノを弾いているときにサイレントで取り付けた金属の箱などがビリビリと雑音共鳴してしまいます。
弦の振動、響板の振動が金属部分に共鳴してしまうと言う症状です。

またサイレント用の調整になっているので、繊細なタッチでの表現ができません。
これらの不満をもった方々が使わなくなったサイレントの機械を取り外して欲しいと言う依頼になるのです。

取り外した後のピアノは全く自然で音の表現がストレートに伝わってきます。
本来のピアノの姿に戻ったということでしょうか。
本来のピアノ姿で自由に弾けるというのが理想ですが、現代の生活環境が許さないと言う問題を常に抱えています。

文明の力も良い点悪い点があるということです。

● COMMENT ●

サイレントの部分も、結構なお値段がするのにもったいないです…。
響板の振動を完全に止めて、弦の動きを電気的にとらえるCP-80のような仕組みを作るのは難しいのでしょうね。

もしかしたら、現代でこそ、クラビコードの音量が重宝されるかも?

↑入力欄間違い。上のコメントは、“う”です。

Re: タイトルなし

うさま
強者がいらっしゃって、外した部品をオークションで売られた主婦がいました。すごい。
CP80を今作ろうとしたらいくらかかるのでしょうか。銘器です。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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