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プレイエルとRoHS指令 - 2007.12.04 Tue

今日はプレイエル。
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言わずと知れたショパンのお気に入りです。
実際の所、ショパンの時代のピアノとは全然違うのですが。
詳しくはこちら
http://www.utamakura.co.jp/piano/kikaku/070321/kikakupleyel.html


S様は化学系の技術者。
毎回の調律を楽しみにしています。
というのもS様にいろんな技術化学系のお話が聞けるからです。
どうも化学は苦手ですが、ピアノもその恩恵を十分に受けているのです。

RoHS指令という言葉をご存知ですか?
プレイエルと関係しているというわけではないのですが、でもいずれピアノ全体にかかわることになりそうなことをお聞きしました。

Restriction of the Use of CertainHazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment
の略だそうで、つまり電気電子機器への特定有害物質の含有を禁止するものだそうです。
これはEU(欧州連合)が輸入製品に対して規制しているもので、該当するものが鉛、カドミウム、6価クロム、水銀、ポリブロモビフェニル、ポリブロモジフェニルエーテルの6物質。
よくわかりませんが、そうなんですピアノも鉛を使っているということです。
それが有害というのですから。
私なんぞ鍵盤鉛調整と称してガンガン触っていますが。

でもおかしなことにEUから他の国への輸出にはまだ規制が無いそうです。

そういえば最近カワイが鉛の無い、環境に優しいピアノを、というふれこみでピアノを出しています。
時代とともに材料も変わって来ていて、仕方の無いことかもしれませんね。
でもこれと調整がしっかりできていないのとは別物ですが。


話が逸れましたが、こういう内容のことを調律に伺った際お聞きできるのですごく勉強になっています。
違う視点でピアノを見られるというのは大変重要なことです。
S様は10年前に初めてピアノを始められ、全く楽譜が読めなかったのに今では楽譜もばっちり。
先生のプレイエルに影響されこのピアノを購入し、かなり難しい曲までも弾きこなしてしまっています。

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また、いろんなことを教えてください!

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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