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スタインウェイ アクションの預かり修理 - 2015.05.14 Thu

ある調律師さんの紹介でT様のスタインウェイの鍵盤アクションを修理させていただくことになりました。

30年という年月はいろいろと変化させています。

T様は今のピアノの音色を大変気に入っておられます。

しかし、これは30年という年月でゆっくりと変化したもので、今回の修理で大きく変化すること(本来の姿)になると思います。

そのギャップを感じさせない工夫が必要です。










ハンマーに弦溝が大きく付いています。
ふくよかな音色が出にくくなっているます。





ダンパーフェルトが変形したり、ちぎれたりしています。
スタインウェイのフェルトは日本のものよりかなり柔らかいので、弦をしっかり包むように音が止まってくれます。
経年変化でもフェルトは硬化しにくく、弦の振動を止めるときの雑音が出にくくなっています。





アクションの可動部分の動きが湿気などによリ硬くなって、動きが悪くなっています。





鍵盤のクロス類も動かすことによっての摩擦で消耗しています。
消耗すると鍵盤の横のがたつきが多くなり、弾くたびにカタカタと雑音がしてしまいます。





黒檀の表面の年輪が浮き出てしまっています。
長年弾いてきて汗を吸ったり、年輪の柔らかいところが摩耗したりと木目の感触が鍵盤によってバラバラになっています。


このように一つ一つ正常な状態に直すことで本来のスタインウェイのタッチ、音色を取り戻します。
出来上がりが楽しみです。

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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