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スタインウェイ アクションの預かり修理3 - 2015.05.29 Fri

アクションの納品が終わりました。
納品といっても一旦バラバラにした部品を組み上げて、ピアノ本体に合わせた調整が必要です。
この作業には1日要します。

お預かりした3週間の間、ダンパーが無い状態なので弦が開放されて、隣のヤマハを弾くと共鳴してしまいます。
そうならないように弦の上にタオルを敷き詰めて止音しておきました。
そのタオルを取り除いてまずはダンパー付けからです。
ソステヌートの部品もあるため、組み立てるのにある程度時間がかかります。

FullSizeRender.jpg

ダンパーの取り付けも入れて2時間以内で収めます。
残りは、整調、調律、整音。





FullSizeRender (1)
ダンパーが無い状態の時に、響板の掃除、ハンマーの弦合わせなど見やすいうちに行います。
弦の並びが美しいです。

FullSizeRender (2)
スタインウェイの特徴としてダンパーフェルトが非常に柔らかいことです。
変形もし易いですが、何よりもフェルトの硬化によって弦の振動を押さえるときの雑音がありません。
一般的に年数の経ったピアノは音が止まるときなど、硬いダンパーフェルトが弦に付く時にミャンという音が鳴ってしまいます。


FullSizeRender (3)

組み上げて整調後、調律に入りますが、この時、音と鍵盤を叩く指先の感触でほとんどの症状が見えてきます。
ダンパーの動きが多い、鍵盤が深い浅い、雑音系などチェック項目はありすぎるくらいですが、どんどんまとまっていくさまは気持ちが良いです。

最後に見ていただくのですが、昔から思っておられた感触がしっかりできているかを確認していただきました。
ばらついていた音色やppでの音の輪郭の上品さなどスタインウェイならではのクオリティーでまとまりました。
T様がこのピアノを持たれた時からの感触が蘇ったと喜んでいただけました。

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32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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