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ディアパソンとお母さん - 2015.12.23 Wed

先日、32年ぶりの調律というディアパソンのアップライトピアノの調律を行いました。
半音近く下がっていて、一回の調律では安定しない状態でした。
ピアノ自身は40年近く経っていて、ピアノを弾く今度4歳になるお嬢ちゃんのお母さんのものです。
子供の頃に買ってもらって思い出の多いピアノだそうです。

このピアノを何とか次の世代(ご自身の子供)へと渡していきたいとの思いがあるのをお話ししていてわかりました。

40年前のディアパソンには樹脂部品はほとんど使われていません。
調整の狂いがあるにしても、ディアパソン本来の甘い渋みのある音が出ています。
部品の劣化もほとんどないのでオーバーホールは全く必要の無いピアノでした。






今まで何度もお父さんから、弾かないなら処分する、と言われてこられたそうです。
それでも両親に買ってもらった大切なピアノをいつか自分の子供にと、思われて保管してこられたそうです。

お子さんの反応も、外装が外れているところを見て
「ピアノさんが寒そう!早く着せてあげて。」
と、子供ならではの発想で、これからのピアノとの良いお付き合いが始まる予感がしました。

調律が仕上がり、鍵盤の動きのチェックも終わり、組み上げてピアノを渡しました。

まだ全く楽譜も読めないお嬢ちゃんですが、楽譜を置いてこの季節ぴったりの「あわてんぼうのサンタクロース」を弾き語りで熱唱してくれました。

お母さんの笑顔とお嬢ちゃんの声に包まれてディアパソンピアノが幸せそうに見え、清々しい日となりました。

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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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