ベーゼンドルファーで思うこと - 2007.11.29 Thu
もう皆さんご存知のことと思いますが、ウィーンのベーゼンドルファー本社がヤマハに買収され、日本の総代理店だったハピコ社(日本ベーゼンドルファー)がこの騒動とは関係なく多額の借金を背負い破産しました。
日本のホール、各家庭に納められているベーゼンドルファーのピアノたちの管理、アフターフォロー体制、いっぺんに崩れていきました。
勤めていた私の後輩も即日解雇。
今は失業中。
この世の中ではよくある当たり前のことかもしれませんが、なんともつらい出来事です。
このピアノを弾いて虜になった方、一度は弾いてみたいと思っている方、このピアノの技術を知り、磨き上を目指す技術者。
それぞれの思いはどこへ・・・・
製造元、販売元それぞれが一新して、今まさに日本で大きく流れが変わっていくような気がしてなりません。
良いものを作っているだけで生き残れる時代ではないのはわかっています。
でも心あるものを作らないと見ている人は見ています。
感じる人は感じています。
明日は我が身と気を引き締めて見守っていきたいと思います。
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