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親子4世代のピアノ - 2016.07.05 Tue

今日伺ったF様のピアノは親子4世代に渡って受け継がれてきたピアノでした。
日本でもそういうことになる時代に入ってきたのだと感じました。
日本のピアノの歴史は100年以上あるので受け継がれて来る事はありますが、創世記時代のは台数が少ないのと、良い状態であるというのは稀です。
高度成長時代でピアノも大量に作られ、各地でピアノの工場ができ、ヤマハ、カワイ以外の小さいメーカーは自社ブランドだけでなく、OEMとしての道も選びました。

今日伺ったピアノは高島屋(百貨店)の自社ブランドでスタインマイヤーSTEINMEYERというピアノで、浜松のアトラスピアノで昭和52年製造でした。
このアトラスピアノは樹脂を使わず木の部品にこだわったメーカーとしても有名です。





F様を紹介してくださった先生も偶然アトラス社製のピアノでした。
先生のは阪急百貨店ブランド、マイスターMEISTERでした。
なんという偶然。



F様のおじいさん、おばあさんがお母さんに買ったピアノということで、このピアノを譲り受けて今は子どもさんが弾かれているそうです。
お子さん(ひ孫)がピアノをやるとなった時には大変喜ばれたそうです。
しっかりと思い出の詰まったピアノは購入当時から毎年調律を施されていたため、非常に状態が良く、こちらももっと良い状態にしたいという気持ちにさせるピアノでした。



日本もこのようにピアノを大切に受け継いでいく時代になったのだと実感しました。

● COMMENT ●

良いものを永く

うちのアカシヤ製作所のは私の曾祖母が叔母に買って、祖母から私に来て、今は私の娘が弾いているので5世代目ですね(笑)。見た目はもうボロボロですけど・・。
こちらのスタインマイヤーは購入時から毎年調律されていたのが凄いと言うか、気に入って使われ、音楽が途切れなかったというのが素晴らしいと思います。ほんらい貴重な無垢の木で組むものですから、長く使われるべきものだし、これからはそういう時代になって欲しいですね。

Re: 良いものを永く

TAKEさん 5世代ですか。すごいです。ボロボロの傷の一つ一つに想いが刻まれているのだと思いますが。大切にしてください。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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