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関東の調律 - 2016.12.14 Wed

先週1週間関東方面のお客様の調律に伺いました。
半年に一回の割合だったのが、最近では2~3ヶ月に一度の割合で伺っています。
今回は初めてのお客様のグランドピアノのアクション2台と、アップライトのアクションを大阪で修理するために持って帰りました。
修理をして1月にお届けします。

特にグランドピアノのアクションは一回オーバーホールを施したピアノです。
それがしっかりとされていないため、タッチの不揃い、重さが極端に重い、音色がバラバラ、交換した部品の不良、それらをもう一度修理し直します。

そして、毎回調律をご依頼いただいているお客様のピアノの管理も重要です。
I様の昭和38年製のYAMAHA U3は特筆です。






お母さんが使われていたピアノとのことで、昔はハモンドオルガンの講師もされていたとのこと。
良い時代の良い音を聴かれていたI様ご家族。
このピアノを今でもしっかりと弾かれています。

この時代のYAMAHAはまだ樹脂部品をほとんど使っていなく、ペダル関係、アクション関係は全て木製です。
見事なまでの綺麗な木を使っているため、音色も深く奥行きがあるピアノです。


昨年はリビングにあったピアノを元のピアノの部屋にI様と移動しました。
そこで音創りをして、今満足してくださっているとのこと。


思い出の詰まったピアノとご家族との再会は私のエネルギーになっています。

● COMMENT ●

思い込みはいけません。

私たち(ピアノ業界・調律師)は、「古いピアノはダメだ」とか「アップライトはグランドピアノより劣る」などとすぐに思ってしまいますが、どのピアノもお客様にとっては世界に一つだけの思い入れのある大切なピアノです。当たり前ですが、大きなピアノでも小さなピアノでも、プロが弾くピアノでも子供さんが弾くピアノでも、どのピアノにも精一杯の対応をしないといけませんね。私も先日、同じような古いアップライトを念入りに修理・調整しましたが、想像以上に良い音が蘇って私自身が結構驚きました。

Re: 思い込みはいけません。

べっちさん
メーカーは新しい物を売り続けていかないと成り立たないので仕方ない部分がありますね。私たちが本当に良いものを伝え続けていかないといけないと思います。

なんとなく、アップライトでもグランドに負けない内容で!と熱を入れて作られた時期と、
アップライト(≒入門機)なんだからこの程度で・・とある程度割り切って作られた時代と
が有るように素人考えですが思えます。そんな熱いアップライトをゴミ捨て場行きから一台でも残して頂きたいですね。

Re:

TAKEさん
機種によって品質に差をつけて作ること自体、工業製品的な考えのような気がします。今の樹脂部品が50年も残るかな?良いものを伝え続け、残して行きたいと思います。


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Author:arakipiano
32年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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