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鍵盤蓋留め - 2018.07.25 Wed

ピアノの先生の悩み。
グランドピアノの鍵盤蓋が簡単に閉まってしまい、小さい子供のレッスンに気を使う。
こういう声を以前からよく聞いてきました。
この声を聞いて作ったのがワイヤーハンガーでそのピアノの形に合わせた鍵盤蓋留めです。



これで安心してレッスンができると思います。
ペンチひとつで簡単にできるものです。

今の新しいピアノは鍵盤蓋がゆっくり閉まるソフトランディング機能になっていて、指を詰める心配はありません。
しかし、こういうピアノに慣れてしまうと今までのピアノに対しての接し方が非常に危険です。

後付けできるものもありますが、主にアップライト用でグランド用はなかなかありません。
また年数が経ったソフトランディングの部品は油圧が弱くなって、結局バタンと閉まってしまいます。







常にピアノの鍵盤蓋はゆっくり閉まるのだと思い込んで、昔のピアノの鍵盤蓋を閉める際も力を入れて閉める癖が付いてしまいます。
すると勢いよく閉まって、バタンと大きな音が鳴りビックリして泣き出す生徒さんも出てきます。

ピアノの鍵盤蓋は丁寧にゆっくり閉めるということを教えるというのも大切なことです。

グランドピアノのアクションの動きが譜面台との隙間から見えるので、子供たちにとっては興味そそる風景となります。
鍵盤蓋に手を掛け覗き込みます。

安心して教えられる環境は大切です。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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