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自動演奏装置解体作業 - 2018.08.29 Wed

お客様のご依頼で、もう使わなくなった自動演奏装置を取り外して欲しいとのことで、伺いました。
使わなくなった精密機械がピアノの中に取り付けてあると雑音の原因となります。
お客様もこの雑音、共鳴に悩まされていたそうです。

お客様がピアノのメーカーの技術者に問い合わせたところ「取り外しはできない、コードだけは切っておく。」と言われて調律の時にコードを切って、ネジでとまっている一つの機械のみ外しただけで終わったそうです。
大きな機械はピアノの中に入ったままでどうしようもできないのかと途方に暮れたそうです。





問い合わせを頂き、他のメーカーの自動演奏を取り外したりもしていたので、生のピアノに後で取り付けているものは絶対外せます、と申し上げ、作業させていただくことになりました。

無い部品はメーカーに注文し、それでも手に入らないものはこちらで作製し、しっかり生の状態で弾けるように作業させていただきました。


かなり重たい機械が支柱に取り付けてある(熱を持たないのか心配)
電源コードを守るカバーが劣化でボロボロに砕けている


本来木の板の所が鉄板


突き上げ棒をモーターで動かす機械が取り付けられている


電源ユニット


88鍵分を突き上げる機械


基盤を外すと残りは鉄板のみとなりました


何も無い状態


突き上げ棒のガイドレール作製


同色のマホガニーを塗って仕上げます

複雑な機械にはネジ類が山ほどあり、金属板の上には鉛筆が落ちていたり、見るからに雑音の宝庫でした。

大きな空間は空いてしまいますが、すっきりとしたピアノは、素晴らしい響きを奏でてくれました。

お客様も大変満足してくださいました。

● COMMENT ●

取り外し

以前はサイレントの機構を外されていましたが、今度は自動演奏機構まで手掛けられて凄いです。

Re: 自動演奏装置解体作業

うさま
YAMAHAは何台も外しているので要領はわかりますが、今回のは初めてだったので大変でした。次あれば半分の時間でできるでしょう。


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Author:arakipiano
35年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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