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夜学研修 「スティック修理」 - 2018.12.05 Wed

今回の夜学研修は湿気が多い日本ならどこにでもある修理の一つ「スティック」です。
ピアノの内部の精密機械が湿気により動きが悪くなり、タッチが重くなる、反応が鈍くなる、音が止まりにくくなる、などのいろんな不具合が出てきます。

根本の解決は湿度管理ですが、そのアドバイスも必要です。悪い症状になってしまったものをどのように修理するかが今回のテーマです。








センターピンの交換、潤滑剤の効き目、部品の材質の違い(センターピン、クロスなど)、アクションのメーカーの違いなどこれらによる処置の仕方を色々とお伝えしました。



動きの軸となる部分の交換作業は35年やっていても難しいものです。
それは後々に変化があり、再発もしくは効きすぎる場合が出てくるからです。
修理のやり方がわかってもそれをピアノが設置されている現地での環境変化の予測ということまではなかなかできません。

作業時間、症状、修理金額などのいろんな条件を考慮してどの方法が最適でピアノもお客様も喜ばれるかを判断します。





あっという間に時間は過ぎていきました。

次回の内容は
夜学技術研修 第3回「バカネジ、ネジ折れ、各アクション部品のガタの直し方」

12/17(月)19:00~21:00

技術者ならこういう場面に何度か出くわします。その簡単で効果的な方法をお伝えします。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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