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ピアニッシモの限界 - 2007.11.09 Fri

今日はピアノリサイタルの仕事でした。
こういう仕事で三位一体が発揮できると思いもよらない音楽が生まれきます。


Y様は前回に続きオールフランスのプログラムで構成されていまして、フランス留学時のエッセンスを随所に散りばめられいました。
10数年仕事をさせていただいていますが、本当に気持よく、気配りが素晴らしく仕事をしていて本当に良かったなあと思える方です。
今回一つだけ注文をさせていただきました。
それは「PPの限界に挑戦してください!それがY様の音楽性を大きく広げると思います。」





リハーサル前にピアノでしっかり絵を描けるようにアクションを調整して調律してピアノをお渡ししました。
あとはY様が本番に気持ちよく弾いていただけるよう影で支えるだけです。
支えると言っても何をするわけでもないんですが、、、

本番直前にアクシデント発生!
ネックレスが壊れました。
お友達が「荒木さ~ん、直して~!」と。
お安いご用!
何でも直します。

本番直前のピアノのチェックではグリッサンドが弾きやすいように、そしてよりPPのコントロールができるように少しだけ手を入れました。

そして本番
ラモー
フォーレ
ドビュッシー
ラヴェル


最後は天から降ってくるような「月の光」で締めくくってくださいました。
PPの限界をこのピアノから引き出されたとき、Y様の今日の音楽をより輝かせました。




本当にお疲れさまでした。
素晴らしい時間でした。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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