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高い基準から - 2019.01.23 Wed

YAMAHAしかやっていないとYAMAHAの本質は見えない。
他のいろんなメーカーを触って初めてYAMAHAが見えてくる。
あらためてそう思います。



この写真はスタインウェイとベヒシュタイン のアクションですが、今修理で工房に入ってきているのが他にヤマハのアクションが2台(CFⅢとC5)で、全て比べて見ることができる面白い期間でもあります。
手作業の部分、機械化の部分、丁寧な作業の部分、省いている部分、それぞれメーカーを語る特徴があります。









国産品は普及品は精度は高くても細かく手作業の工程を省いています。

先日の夜学技術研修でも国産ピアノの特徴がよく出ていました。
鍵盤の下がる重さは鉛で調整していますが、〇gとはっきり基準があるヨーロッパ製とは違うヤマハは○g~○gと幅があります。
その中に収まっていれば良いという考えです。
揃っていることは弾きやすい、という概念がないのでその話をさせていただきました。

YAMAHAだけの世界にいるとそれが見えない、一歩外からの高い基準で眺めることで置かれている状況がわかるという事です。

さすがにCFⅢは綺麗に揃っていました。
職人技です。
そしてきちんとできるメーカーということもわかりました。
一般家庭用のグランドピアノもまだまだ基準を上げれるということです。

どんどん広めていきたいと思います。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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