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断線による高音部の全弦交換 - 2019.10.25 Fri

そんなに年数が経っていなくても1日の使用時間が長いピアノ、ピアノ教室、音大、音大生宅のものは金属疲労が進み断線が多くなっているものが多いです。
演奏中に弦が切れる、それはストレスがたまります。

解決方法はその部分の弦交換と鉄骨の弦溝取りとハンマーの整形です。
今回のピアノは断線が出だして4~5年、もう止まらなくなってしまいました。
激しい曲でなくポンっと弾いただけでも切れるとのことです。

全弦交換のメリットは断線が無くなり新しい弦の音の伸びが蘇ります。
ストレスが無くなります。






このようにオリジナルの鉄骨は表面が粗く傷が多いです。
その上に弦の圧力で溝ができます。
右が磨き上げた鉄骨です。
鏡に写しています。


弦の番手ごとに外して弦溝を無くすために削り落とします。
最後に磨きます。


弦を張っていきます。

今回、弦はオリジナルのチューニングピンに巻きます。
チューニングピンを3回転戻して、弦を貼る時3回転巻くと言うやり方を学校時代に教わるものですが、チューニングピンを緩める方向に戻せば戻すほどトルクが柔らかくなってすぐに調律が狂う原因になってしまいます。
またYAMAHAは特にピンブッシュまでも抜けてきてしまうものがあるため、なるべくチューニングピンを戻さないのが理想です。

時間はかかりますがピアノのためには良いコンディションを保つため必要なやり方です。
今回きれいに仕上がりました。
1ヶ月後3ヶ月後また調律に伺います。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
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