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サイレント装置取り外し - 2019.11.13 Wed

今の時代ピアノにサイレント装置は必需品の場合があります。
ピアノ弾く時間帯、ピアノを置く場所、住宅環境などでどうしても必要な場合があります。

電子の音だけれどタッチは生のピアノ、が売りのサイレント。
しかし、ピアノの中に写真のような数だけの金属部品が取り付けられています。
幅広い音域のピアノの音が、これらのどれかに共鳴し雑音してしまうと言う事はあり得ることです。特に生音を響かせている時にです。



今回取り外しのご依頼を頂いた方は防音室を設置したため、サイレントが必要なくなりました。
普通のピアノのタッチに響きに戻して欲しいとのことでした。





ハンマーに、鍵盤に金属片が刺さっています。
ハンマーの上に、鍵盤の下にセンサー、弦の下に金属のバー、ボディーの裏に大きな機械、配線、ペダルにセンサー、数多くのネジ類。

全て分解するのに2時間はかかります。




取り外すとピアノの素のままの状態が出てきました。
どんどんスッキリしていきます。

ピアノの調整もこれらのいっぱいある金属が付いていると、脱着可能な部品はありますが、とにかく面倒で取り付けた後きちんと動作しているかの確認も必要ですので技術者はあまり調整したがらないのが実情です。


案の定かなりズレた状態になっていました。

これからきれいに調整していきます。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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