Antonin RaymondモデルG2 - 2020.05.27 Wed
現在取り組んでいるオーバーホールピアノ、アントニン・レイモンドがデザインしたYAMAHAのピアノG2。

レイモンドはオーストリア・ハンガリー帝国出身で22歳の時にアメリカに移住しました。
アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルを建設(1919年)する時に設計施工の助手として来日し彼の元影響を大きく受けました。
フランク・ロイド・ライトは「近代建築の三大巨匠」と呼ばれて日本には彼の作品がいくつかあります。ニューヨークのメトロポリタン美術館のアメリカ館に彼のコーナーがあり目玉となっています。15年ほど前に歌枕とメトロポリタン美術館に行った時に見て感動しました。
歌枕から彼の建築が自分の原点となっているといつも聞かされていたので今回のレイモンドとのつながりに驚きです。
レイモンドはライトと別れレイモンド事務所を立ち上げモダニズム建築の最先端の作品を作るようになりました。戦争を挟んでアメリカで活躍することは自ずと日本を愛したことと反する複雑な想いがあったと自伝に記しています。
彼が1951年にヤマハ東京支店(銀座)を設計した時に、竣工記念としてデザインされた希少なモデルで、アップライトとグランドピアノがあり今回のは1962年製造のグランドピアノで台数も少なくかなり希少なピアノになります。
60年ほど経過しているピアノでアクションもまだ木製レール時代のものです。
マホガニーの化粧板で作られていて、ペダルのデザインも独特。
写真で細かくはお見せできませんが、出来上がり次第発表致します。
弦を外して鉄骨と響板だけになった状態ではドーーーンと素晴らしい響きが聞けました。
鍵盤は綺麗な木目ですが汚れで見えない状態でした。

(手前が綺麗に磨いた鍵盤、奥が何年前からかの汚れた鍵盤)
これからどんどん仕上がっていくので楽しみです。

レイモンドはオーストリア・ハンガリー帝国出身で22歳の時にアメリカに移住しました。
アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルを建設(1919年)する時に設計施工の助手として来日し彼の元影響を大きく受けました。
フランク・ロイド・ライトは「近代建築の三大巨匠」と呼ばれて日本には彼の作品がいくつかあります。ニューヨークのメトロポリタン美術館のアメリカ館に彼のコーナーがあり目玉となっています。15年ほど前に歌枕とメトロポリタン美術館に行った時に見て感動しました。
歌枕から彼の建築が自分の原点となっているといつも聞かされていたので今回のレイモンドとのつながりに驚きです。
レイモンドはライトと別れレイモンド事務所を立ち上げモダニズム建築の最先端の作品を作るようになりました。戦争を挟んでアメリカで活躍することは自ずと日本を愛したことと反する複雑な想いがあったと自伝に記しています。
彼が1951年にヤマハ東京支店(銀座)を設計した時に、竣工記念としてデザインされた希少なモデルで、アップライトとグランドピアノがあり今回のは1962年製造のグランドピアノで台数も少なくかなり希少なピアノになります。
60年ほど経過しているピアノでアクションもまだ木製レール時代のものです。
マホガニーの化粧板で作られていて、ペダルのデザインも独特。
写真で細かくはお見せできませんが、出来上がり次第発表致します。
弦を外して鉄骨と響板だけになった状態ではドーーーンと素晴らしい響きが聞けました。
鍵盤は綺麗な木目ですが汚れで見えない状態でした。

(手前が綺麗に磨いた鍵盤、奥が何年前からかの汚れた鍵盤)
これからどんどん仕上がっていくので楽しみです。
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