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ただいま新生中!3 オーガスト・フェルスター - 2008.05.14 Wed

響板割れ、駒の剥がれの修理です。
これらは結構めんどくさい作業です。

まず、割れの溝を掘ります。
埋木をする木材のくさびの角度と、溝の角度を同じにして溝を作らないと、また結局溝が隠しきれなくなったり、埋まりきれなかったりと、大変手間のかかる作業です。

イメージ 1

埋めてみるとこんな感じです。
乾いた時点で、響板の表面の高さまでカンナがけです。
乾くまでは丸一日待ちましょう。

イメージ 2

そして、駒の表面の剥がれです。
年数が経ったものは、弦のサイドベアリングの力などで駒ピンが持って行かれ、その力で駒表面の木材が割れることがあります。
これはそこまではありませんでしたが、ところどころ、表面の剥がれが見つかり、駒ピンの錆もきつかったため、駒ピンを抜いて表面の接着です。
ピアノの横幅の長さのクランプを使い、車のジャッキと、下からは(写真では見えません)響板を支える土台を作り接着固定していきます。


今日の朝NHKのニュースで京都の小学校にあったもう弾かれることの無くなった100年前のペトロフの修理が取り上げられていました。
こういう風に蘇って弾かれていくことは素晴らしいことだと思います。
楽器としてあり続けることは大変なことなんだと、改めて思いました。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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