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親子四代に受け継がれるピアノ・ワーグナー - 2023.08.03 Thu

今まで何台かうたまくらピアノ工房で修理をさせて頂いた広島東洋ピアノ製ワーグナー。
今回のお話は愛媛の調律師さんからの問い合わせで始まりました。

半音下ぐらい調律をすると弦が切れそうで黒鍵も取れてしまうピアノですが修理できますか?



このピアノの持ち主は愛媛にお住まいの方でお祖母様が使われていたピアノを子どもに弾かせたいとのこと。
四世代に渡る流れは感激しました。

昭和34年(1959年)製で広島で作られていました。
昭和30年代はいろんな国産メーカーがあった大量生産をする前の時代です。
特徴は材料が素晴らしい。
特に木材は美しい物です。

反面接着剤の劣化が激しく、ことごとく接着面の剥がれがありました。

化粧板の剥がれ。



親板の剥がれ。


過去に剥がれたものがズレて貼り付けてあるものを再度剥がして新しい黒鍵にします。


アクションのネジ類のサビを磨きます。


64年の汚れを磨きます。


外装を磨き、金属部もピッカピカに。


裏の木材も見事です。

今日愛媛に向けて戻っていきました。
お客様とのやりとりは今時のLINEですが、写真を送り進行具合を見ていただいたり、動画で状態を伝えたり、離れていてもしっかり伝えることができる時代になりました。

今から100年目を超えても使い続けられる恥ずかしくない仕事がスタッフともどもできたと思います。

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Author:arakipiano
38年ピアノ技術者として世界中のピアノを見てきました。
ピアノがピアノだけで終わらない、人とのかかわりの中で、心に残るいろんな出会いをご紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。

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